これを読んでくださっている同じ悩みを持つ方へ
今回は、これまでの経験から、きっと強いあがりが来るだろうと予測し、病院へ行ったり自分なりに対策は高じたつもりです。
でも、又別の考え方もあったと思います。
病の例を挙げて考えると、ガンを宣告されて、「戦う姿勢」で治す方向で、治療を摸索するのもひとつの方法ですが、「受け入れる」と言う道もあると聞きます。
今ある状態を受け入れ、よりよく生きる。
それと同じで、何が何でも、あがりをなおして、ベストな状態で臨めるように頑張るのもひつとの道ですが、あがりを受け入れることも重要なのではないかと思います。
あがる事を前提とした練習をしていく事。
そうしていくことで、昔に比べると、どどうしようもない状態にならなくなるようになってきています。
例えば、最初の方でかいていますが、音符を覚えるという作業を出来るだけ、意識的に
漢字を覚える作業と同じにしていきます。
それは、音に耳を傾け、どんな音にしたいかという意識を持ちながらです。
そうすることで、集中力を高めて練習するという事にもつながります。
不思議と、こうやって練習していると、震えるようなあがりの中でも、失敗が少なくなるものです。
それから、もうひとつ思うことは、やはりなぜ自分はこの曲を練習しているのかと言う目的意識です。
今回のコンサートは、「子供たちの為に」という、目的がありました。
そのためにこの時期に合わせ「くるみ割り人形」をやりました。
といっても、今時の子供は、「くるみ割り人形」そのものを知らないでしょう。
ストーリーも知らないかもしれません。
この曲の有名でない分部にとても重要な要素があるため、どうするかとても迷ったのです。
なぜなら、その分部の楽譜は、そんなに簡単に手に入らないからです。
P用の全曲譜は出ていますが、出来るだけオーケストラに近づけたいと考えると、自分でアレンジするしか、方法はありませんでした。
(この曲は、絶対的にピアノではなくエレクトーンの方があっています。)
とても、迷ったのですが、残り二ヶ月を切ったところで、全曲オケのスコアを購入して、エレクトーン用にアレンジしました。
子供たちへの気持ちが強かったからです。
そういう事を、もっと思い出していたら、ここまで緊張しなかったかも知れないと、今になると思います。
その時は、やはり準備期間の短さから来る不安や、楽器の操作の大変さなどで、
肩にのしかかるものへの不安が大きく、そこまで、考えるゆとりを欠いていたと思います。
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theme : 対人恐怖症・社会不安障害
genre : 心と身体